これはマイナス査定
買取価格が低くなってしまうのはどんな本でしょうか。
バッグや洋服、自動車やバイクと同じで書籍も買い取ってもらう場合は綺麗な状態 であることが望ましく、それが高価買取に繋がります。 どうせ売るのなら2円でも3円でも高い値段をつけてもらえたほうが嬉しいですし、 そのお金で普段よりもワンランク豪華な夕食を戴けるとしたら、ちょっと本気を 出して頑張ろうかなという気にもなってきます。 「いつもはドリンクバーだけのボクだけど今夜はサラダバーも付けちゃうよ」と 他のテーブルのお客さんから羨ましがられるようなディナーを楽しむことだって、 査定価格次第では夢ではないのです。 よく大量にCDやDVDを中古屋に売って処分した人やタンスに眠っていた宝石 や金の延べ棒を買い取り専門店に持ち込んで換金した人が、その晩に贅沢な食事を するという話を聞きますしこのようなお金は食事に使われることが多いようです。 ということはダンボール1箱分の書籍を買取してもらって得たお金で当人の舌を 満足させることになる可能性が非常に高く、ショップで金銭を得る時間から推測 すると晩御飯に力を入れることになりそうなわけです。 ですがその筋書きも想定以上、せめて自己評価額と同等の査定をしてもらえなければ 不発になってしまうので、売却を考え始める前から高値で引き取ってもらえるように 大切にそのアイテムを扱わなければなりません。 ではどう扱えば良いのか、本は直射日光の当たらない場所に保管することが意外と 重要なので日陰で風通しの良いスペースを専用の置き場所にしましょう。 日当たりの良すぎる場所に長期間放置しておくと日焼けで色褪せてしまい、とても 古い本に見えてしまうので大きなマイナスになるのです。 置き方も歪んでしまわぬようまっすぐ垂直に並べるか横にして水平に積むのが 傷めないコツになりますので、気を使って置きましょう。 赤本や参考書に書き込みをする人もいますが、これも明らかにマイナス査定になる ので生涯自分の所有物として手放さない覚悟がある人、処分する場合も対価を一切 望まないという人でなければやらないほうがいいでしょう。 それを買い取った古物商が他のお客さんに販売するのにそのような書き込みが あったら都合が悪いので、場合によってはただ同然の金額になってしまいます。 特に推理小説で最後まで読まなければわからない真犯人の名を、表紙や1ページ目に ついつい書いてしまったとしたら、もうその推理小説は誰も楽しんで読むことが できなくなってしまいます。 ここまで悪意に満ちた行動をする人は3人に1人もいないでしょうが、これが最も 最悪なパターンなので絶対にやってはいけません。 要注意人物としてブラックリストに載り、その後の買取を一切拒否されたとしても 文句を言えない所業です。 あと肝心なのは汚れですが、これには様々な原因が考えられます。 食事をしながら読書をする人、おやつを食べながらページを捲る人もいますが、 これは本人があまり気付いていないだけで結構汚しているのでやめましょう。 フライドチキンを持った手やポテチを摘んだ指先でパラパラするのはもってのほか、 手羽先やフライドポテトもアウトです。 というよりシミを作る原因にもなるのでゴハンを食べながらやお菓子を貪りながら 本を読むこと自体やめておくのが正解です。 ジュースを飲みながらなら大丈夫ですが、大爆笑してブーッと噴出してしまうタイプ のギャグマンガなんかは用心したほうがいいかもしれません。 バスタブに漬かりながら本を読むことが好きな女性も多いようですが、これは湿気 を吸収してしまうので避けるべき行動になります。 買取価格を下げないために気を使うことは数多くありますが、新品の状態に近いまま その本を読んだ痕跡をなるべく残さないこと、これがポイントになります。